スタバってサイズの読みが分からない！結局どれがお得なの？容量、価格、カロリーを徹底比較！

 

スターバックスでは通常の「S、M、L」というサイズ表記を使わず、

独自のサイズ名を設定しています。

 

グランデやベンティなど、馴染みのない名称に初めての方は戸惑うかもしれません。

ショートが一番小さく、ベンティが一番大きいと覚えておけば、

サイズ選びがスムーズに行えます。

 

さて、これらのサイズで価格やカロリーはどの程度違うのでしょうか？

 

本記事では、スターバックス特有のサイズ名称やドリンクの量について基本情報から、

どのサイズが最もコストパフォーマンスが良いかを詳しく説明していきます。

 

この情報を押さえておけば、注文時に迷うことはありません。

事前にチェックして、レジでの注文をスムーズにしましょう！

 

スタバのサイズの読み方とその容量

スターバックスの各ドリンクサイズは以下の通りです。

 

一般的に使用されるサイズ表記では、

Sがショート、Mがトール、Lがグランデ、そしてLLがベンティに相当します。

 

単位が「ml」だと具体的なイメージが湧きにくいかもしれませんが、

それぞれのサイズについて詳しく見ていきましょう。

 

ショート

スターバックスで最も小さいサイズはショートです。

容量は240mlで、一般的な250mlの缶コーヒーや、

日本でよく見る少し小さめのマグカップと同じくらいの量です。

 

ショートサイズは短い休憩や、普段の飲み量にぴったりのサイズで、

注文する際のおすすめです。

 

ただし、ショートサイズは一部のメニューでは選択できないか、

またはメニュー表に載っていないことがあります。

 

季節限定の商品では提供されないことが多いですが、

その他の場合は利用可能です。

 

メニュー表になければ、店員に尋ねてみてくださいね。

 

アイスドリンクの場合

冷たい飲み物を注文する際、

ショートサイズは240mlではなく、300mlの容量が提供されます。

 

トール

スターバックスでよく見る標準的なサイズはトール（350ml）です。

 

メニュー上でもトールサイズの表記が目立ちます。

この350mlは、市販の缶ジュースと同じ容量です。

 

多くの顧客がトールサイズを選んでいます。

ショートサイズだと少し物足りないため、トールが選ばれます。

 

サイズ選びで迷ったら、トールが無難な選択肢です。

 

 

グランデ

470mlのグランデサイズは、一般的なペットボトルより少し少ない量ですが、

ショートサイズの約2倍に当たります。

 

長時間の作業や勉強に集中したい時に、

グランデサイズがちょうど良いでしょう。

 

ベンティ

最も容量が大きいのはベンティ（590ml）。

500mlのペットボトルよりも大きく、その迫力は一見の価値があります。

 

他店のLLサイズに相当し、一つを複数人で分け合うことも可能です。

 

アメリカのスターバックスでは、

さらに大きなトレンタサイズ（約910ml）も提供されており、

アメリカの大きいサイズ好きが伺えます。

 

エスプレッソは他とは違うサイズ展開

エスプレッソは、スタンダードな４サイズではなく、

特定の2サイズで提供されています。

 

これは、Solo（ソロ）で30ml、Doppio（ドピオ）で60mlです。

 

もし「グランデ」や「ベンティ」のサイズ名を忘れた場合でも、

「最大サイズ」や「Lサイズ」と注文しても、店員は理解してくれます。

 

サイズによる価格差

スターバックスではドリンクの種類によって価格が異なります。

例として、ドリップコーヒー（本日のコーヒー）の価格を確認してみましょう。

一般的に、サイズが大きくなるごとに約40～45円の価格上昇が見られます。

 

ドリップコーヒーと本日のコーヒー

スターバックスのドリップコーヒーは、複数の豆の銘柄があり、時期によって異なります。

また、店舗によってその日に提供するコーヒーを決めることが一般的です。

 

豆の銘柄が定期的に変わるため、「本日のコーヒー」と呼ばれることもあります。

「ドリップコーヒー」と「本日のコーヒー」は基本的に同じものを指しています。

 

店頭に掲示された札を見ることで、その日の豆の銘柄が分かります。

 

最もコストパフォーマンスが良いサイズは？

スターバックスでのドリンクのコストパフォーマンスを考える際、

どのサイズが最もお得かをドリップコーヒーを例にして分析しましょう。

 

	ショート	トール	グランデ	ベンティ
量	240ml	350ml	470ml	590ml
値段	350円	390円	435円	480円
100ml当たり	146円	111円	93円	81円

100mlあたりの価格が最も低いのはベンティで、81円です。

ショートは100mlあたり146円と最も高いことがわかります。

 

ドリンクの量で見る価値

ショートとベンティの容量は約2.5倍異なります。

ショートの価格が350円の場合、

同比で計算するとベンティの価格は875円となるはずです。

 

しかし、ベンティの実際の価格は480円です。

 

これは、ショートを購入するよりも130円多く支払うだけで、

2.5倍の量を得られることを意味します。

 

この分析から、

ベンティが他のサイズに比べて最もコストパフォーマンスが高いことが示されます。

 

同じ分析を他のドリンクにも適用すると、

ベンティが一般的に最も経済的な選択となるでしょう。

 

サイズによってエスプレッソの濃度が異なる

スターバックスのエスプレッソベースのドリンク、

例えばラテは、選択するサイズによってエスプレッソの濃さが変わります。

 

スターバックスではエスプレッソの量を「ショット」として計測します（1ショット＝30cc）。

 

ショートサイズは1ショット、グランデサイズは2ショットと、

エスプレッソは30ccごとに調整されます。

以下に、ドリンクのサイズごとのエスプレッソの割合を示します。

	容量	エスプレッソ量		割合
ショート	240ml	1ショット	30cc	13%
トール	350ml	1ショット	30cc	9%
グランデ	470ml	2ショット	60cc	13%
ベンティ	590ml	3ショット	90cc	15%

この表から明らかなように、トールサイズではエスプレッソの割合が最も少なく、

コーヒーの味が薄く感じられるかもしれません。

 

反対にベンティサイズでは最も濃い味わいを楽しめます。

コーヒーの風味をより強く感じたい方は、サイズ選びにこれを考慮すると良いでしょう。

 

もしトールサイズでコーヒー感が足りないと感じる場合は、

追加料金55円でエスプレッソショットを増やすことができます。

 

注文時に追加をリクエストしてみてください。

 

大容量ドリンクの欠点

大容量のドリンクを選ぶと、次の三つの問題が生じることがあります。

これからそれぞれを詳しく説明します。

 

飲み終わる前に温度が変わる

量が多い場合、飲むのに時間がかかるため、ホットドリンクは冷えてしまい、

アイスドリンクは氷が溶けて味が薄まります。

 

最初から最後まで理想的な温度で飲みたい方には、

大容量は必ずしも良い選択とは言えません。

 

この問題を解決するために、「ワンモアコーヒー」サービスが役立ちます。

 

おかわりサービスでコーヒーがお得に

スターバックスでは、ドリップコーヒーを購入すると「ワンモアコーヒー(One More Coffee)」

というおかわりサービスを利用できるレシートを提供しています。

 

このレシートを使えば、同じサイズのドリップコーヒーを追加で

たったの110円で再度楽しむことができます。

 

さらに、カフェミストも165円で利用可能です。

このサービスを活用して、いつも新鮮な味わいをお楽しみください。

 

カロリーの考慮が必要

今までドリップコーヒーの例を挙げてきましたが、

他のドリンクはどうでしょうか？

 

例えば、抹茶クリームフラペチーノの各サイズと価格は次の通りです

 

抹茶クリームフラペチーノ

ショートとベンティの価格差は130円で、カロリーを考慮しなければ、

サイズが大きいほどコストパフォーマンスが良くなります。

 

ただ、甘い飲み物のカロリーは特に気になるところです。

例えば、スターバックスの人気メニューのカロリーを以下に示します：

 

単位：kcal	ショート	トール	グランデ	ベンティ
抹茶クリームフラペチーノ	314	342	488	601
キャラメルマキアート(ホット:ミルク)	142	208	277	353
キャラメルフラペチーノ(ミルク)	291	322	450	545

これを見ると、特にベンティサイズのカロリーが非常に高いですね。

一部のドリンクでは、量が増えるにつれてカロリーも比例して増えるものの、

抹茶クリームフラペチーノやキャラメルフラペチーノは

割合がそれほどでもないことが分かります。

 

スターバックスでは、ホイップクリームの追加やシロップのカスタマイズが可能で、

これによってさらにカロリーが加算されます。

 

カフェイン過多のリスク

コーヒーなどカフェイン含有の飲料を大量に消費すると、

カフェインの取り過ぎになりがちです。

 

これにはいくつかの問題があります

カフェインを避けたいけれども多くのコーヒーを楽しみたい場合は、

デカフェ（カフェインレス）オプションを選ぶと良いでしょう。

 

スターバックスでは、追加料金55円でドリンクをデカフェに変更できます。

これにより、大きなサイズのドリンクをカフェインの心配なく注文できます。

 

スターバックスでのベンティサイズの選択率

スターバックスでベンティサイズを選ぶ顧客は

全体の中でどれくらいの割合を占めているでしょうか？

 

一般的に「トール」が最も人気のサイズで、

それに続いて「ショート」、「グランデ」、そして「ベンティ」の順です。

 

ベンティサイズは特にプロモーションやクーポンを利用するお客様に人気です。

 

ベンティを選ぶお客様は、長距離運転をされる方や、

日々忙しく過ごされる方が多いです。

 

ショートサイズは価格に見合わないと感じるため、

あまり選ばれない傾向にあります。

 

店員の観点から見ると、

ベンティを選ぶ方々は一般にコーヒーを深く愛する活動的な人々です。

 

世界的に見ても、

忙しい職業に就いている人ほどコーヒーを多く消費する傾向にあります。

 

例えば、IT業界の従業員や夜勤を行う看護師など、

ベンティを選ぶ人々は効率的な仕事のため、

または長時間労働に備えてこのサイズを利用しています。

 

他の顧客から見ると、ベンティの大容量には多少の驚きを持たれることがあります。

特に「どうやって一人でその量を飲み切るのか」、

「味に飽きたり、飲み物が冷めたりしないのか」

といった疑問が生じることがあります。

 

女性がベンティを注文するときは、

その驚きや疑問はさらに大きくなることがあります。

 

国際的には、

特にアメリカのような忙しい生活スタイルの国でベンティサイズがよく選ばれる一方で、

ヨーロッパではカフェ文化が深く根付いており、

より小さなサイズが好まれる傾向にあります。

 

グランデとベンティの語源は何語？

スターバックスのサイズ名には独特の用語が使われています。

ショート（Short）は英語で「短い」、トール（Tall）は「高い」

という意味がありますが、ここまでは馴染み深い英語です。

 

では、グランデやベンティはどの言語から来ているのでしょうか？

 

実は、これらはイタリア語です。

 

イタリア語で「グランデ（Grande）」は「大きい」という意味を持ち、

「ベンティ（Venti）」は数字の「20」を意味します。

 

イタリアでは液体の量をオンスで表し、20オンスが約590mlです。

ベンティは、そのまま「20オンス」という意味から「20」として使われています。

 

アメリカなどで販売されている「トレンタ（Trenta）」はイタリア語で「30」を意味し、

30オンスは約910mlです。

 

この命名には、一貫性が感じられないかもしれません。

例えば、グランデのサイズは470ml（約16オンス）ですが、

イタリア語で16は「Sedici（セーディチ）」です。

 

命名を「セーディチ」にすることで統一感が出るかもしれません。

 

しかし、スターバックスが「グランデ」という言葉を選んだ理由は、

その響きが英語の「Grand」に通じるからです。

Grandには「豪華な、贅沢な、壮大な」といった意味があります。

 

確かに「セーディッチ、プリーズ」と言うよりは、

「グランデ、プリーズ」と言った方が音響的にもブランドイメージにもマッチします。

 

スターバックスのサイズ名は、

ただの量の表示以上にブランドのこだわりを反映しているのです。

 

なぜスターバックスではイタリア語が使われるのか

スターバックスがサイズ名にイタリア語を使用する理由は何でしょうか？

 

この選択は、スターバックスのCEOであるハワード・シュルツがイタリア訪問中に、

エスプレッソの質、優れたカスタマーサービス、

そしてコーヒー文化に深く感銘を受けたことに起因します。

彼はこれらの体験に敬意を表し、イタリア語のサイズ名を採用しました。

 

さらに、大きなサイズの名称をイタリア語で表現することは、

顧客に価格やカロリーについてあまり考えさせずに注文を促す戦略的な意味合いも含んでいます。

 

たとえば、「LLサイズください」と言うよりも、「ベンティください」と言う方が、

コストを意識せずスムーズに注文できるかもしれません。

 

タンブラーを使った注文方法

お気に入りのタンブラーを持参してスターバックスでドリンクを注文すると、

紙カップを使うよりもスタイリッシュで、さらに飲み物の温度を保持できます。

 

現在スターバックスで販売されている代表的なタンブラーサイズは、

トール（350ml）とグランデ（470ml）です。

 

持参したタンブラーにドリンクを注文できるため、

必ずしもタンブラーサイズに合わせたドリンクを選ぶ必要はありません。

 

例えば、タンブラーが大きければ小さなサイズのドリンクを注文し、

無料の無脂肪乳を多めに加えることもできます。

 

持参したタンブラーやマグカップでドリンクを注文すると、22円割引されます。

 

これは紙カップの使用を減らし、環境保護を促進するための施策です。

さらに、飲み終わった後には店内で洗ってもらうことも可能です。

 

まとめ

スターバックスのドリンクサイズは、

ショート、トール、グランデ、ベンティの順で容量が増えます。

 

大きいサイズほどコストパフォーマンスが良くなりますが、ベンティサイズのカロリーはかなり高いので注意が必要です。

 

私が初めてスターバックスを訪れたのは就職してからで、

メニューの長いカタカナや注文方法の不明点が多く、戸惑いました。

 

しかし、初めてスムーズに注文できた時の喜びは忘れられません。

この記事が、スターバックスの注文方法を知りたい方に役立つことを願っています。